A SIMULATION METHOD OF EARTHQUAKE GROUND MOTION TAKING NONSTATIONARY PHASE INTO ACCOUNT

2000 
本論文では, 非定常スペクトルと時間に依存する位相 (時間位相) を用いた非定常確率過程モデルを示し, 同モデルに基づく地震動のシミュレーション法を提案した. 本法の妥当性は耐震工学的および確率過程論的な両面から検証した. 前者では, 実地震動の非定常スペクトルと時間位相を原モデルとして作成した一群の模擬波について, 最大加速度やその発生時間, さらに応答スペクトルについて考究した. 後者では, 実地震動の非定常スペクトルと模擬波群の非定常スペクトルを比較・検討した. 同様の検討は非定常スペクトルと一様乱数を用いた従来型のシミュレーションについても行った. その結果, 本法は, ほぼ原非定常スペクトルと一致した特性を有する模擬波を発生させ, 従来法よりも有効なシミュレーション法であることを示すことができた.
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