Postoperative Infection Management at Our Hospital

2008 
術後創部感染は最も起こしてはならない合併症である.そのため,抗生剤の予防投与や,創部の消毒行為が習慣的に行われている場合が多い.しかし,不適切な抗生剤の使用により多剤耐性菌の問題が出てきており,適切な抗生剤の使用についての意見が報告されている.また,消毒行為は不要であるとの意見も報告されている.当院ではこれらの行為を見直し,抗生剤の使用は手術の内容によって人工骨頭,人工関節置換術のような手術では手術当日と翌日の2日間,その他の手術では手術当日のみの使用としている.また術後の消毒行為や創部のドレッシングは原則行っていない.しかし,この見直し後,深刻な創部感染は経験していない.この結果により,抗生剤の使用期間を短縮し,消毒行為を行わなくても感染の機会を増加させる事にはならないと考えている.
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