Cytology of synovial fluid in rheumatoid arthritis: A light, immunofluorescence and electron microscope study.

1984 
慢性関節リウマチ21例の関節液60検体について光顕, 螢光抗体法, 電顕法により検討を行った. 症例の性別は女性19例, 男性2例, 年齢は22~63歳で, アメリカリウマチ協会診断基準のclassical RA 17例, definite RA 4例であった.関節液の性状は黄白色-黄褐色調, 粘稠性は低く, ときに米粒体をみ, 細胞像は好中球を主体とし, 単球様細胞とリンパ球を認めた. Hollanderの呼唱したRA細胞は全症例にみられ, 有核細胞の平均58%にみられた. 螢光抗体法では多核白血球と単球様細胞に12例中10例にIgGと補体が陽性, IgMは8例に陽性であった.電顕的にRA細胞の封入体に相当するものとして脂肪滴, phagosome phagolysosomeがみられ, このなかでphagolysosomeが免疫複合物としての可能性が高いと思われた.RA細胞の出現は, 慢性関節リウマチとの相関性が高いと考えられる.
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