A CASE OF ACUTE TYPE A AORTIC DISSECTION WITH LEFT HEMIPLEGIA TREATED WITHOUT SEQUELA

2009 
61歳,女性.自宅にて背部痛を自覚し安静にしていたところ,左片麻痺に家族が気付き救急搬送.A型大動脈解離ならびに脳梗塞と診断され当院へ搬送された.JCS10.右上肢血圧70台,左上肢血圧110台.左片麻痺.CTでは上行大動脈から腸骨動脈にかけての解離と,腕頭動脈から右総頸動脈にかけての閉塞を認め,同日緊急手術を行った.左腋窩・左大腿動脈送血,右房2本脱血で人工心肺開始.entryは上行大動脈.腕頭動脈は血栓閉塞した偽腔に圧排され閉塞.フォガティカテーテルを真腔より挿入して偽腔の血栓を可及的に除去すると右総頸動脈より逆流が得られた.上行大動脈置換術を行った.術後3病日より左上下肢の動きが現れ,その後自力歩行が可能となった.術後33病日に自宅退院.左片麻痺を呈したA型大動脈解離が後遺症なく退院した1例を報告する.
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