Detection of HPV infection by DNA-RNA hybridization and cytological findings.

1989 
ヒトパピローマウイルス (humam papilloma virus, HPV) のRNAプローブ (No.6, 11, 16, 18, 31, 33, 35の混合RNA) を用いて子宮頸部異形成上皮および子宮頸癌患者におけるHPVの感染の有無について検討した.1) HPV-DNA陽性はclass IIIa 4例中2例 (50%), class IIIb 4例中2例 (50%), class IV 2例中1例 (50%), class V 6例中2例 (33%) に認められた.したがって, class IIIa以上の16例中7例 (44%) にHPV-DNA陽性を認めた.2) 組織診とHPV-DNA陽性の検討では, 軽度異形上皮が1例中1例 (100%), 上皮内癌が7例中3例 (43%), 扁平上皮癌が7例中2例 (29%) であった.3) HPV-DNA陽性7例のうち, 細胞診上の特徴とされているkoilocytesは3例に認められた.4) 子宮癌検診を行った86例では85例がHPV-DNA陰性で, 細胞診はclass IおよびIIであり, 残る1例はHPV-DNA陽性であり, かつ細胞診の結果もIIIaであった.
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