G-CSF producing lung cancer with pancoast's syndrome ; a case report

1995 
症例は54歳, 男性.主訴は発熱.胸部 X-P上, 左肺尖部に無気肺影を認め, 白血球数>20,000/μl, 血沈 (1hr) >100mm, CRP>10mg/dlと炎症所見が持続した.肺炎・肺膿瘍を疑い抗生物質, 抗真菌剤, 抗結核剤を投与するも効なく, 擦過細胞診, CT下針生検を施行したが, 悪性細胞は認められなかった.診断目的で, 入院後54日目に手術を施行した.腫瘍は胸膜頂部へ広範に浸潤しており根治術不能で襖状切除に終わった.組織学的には低分化型腺癌であった.術前 G-CSF値は115pg/ml (正常<30) と高値で, 腫瘍細胞の細胞質は抗 G-CSFマウス血清を用いた免疫組織染色で陽性を示し, G-CSF産生肺癌と診断された.左副腎転移, Pancoast症候群をきたし, 術後1年で死亡した.本症例では, 経過中, 白血球数と ALPの推移が比較的相関した.
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