Peroxidizing Phytotoxic Activity of Thiadiazolidine and Triazolidine Compounds

1993 
18種のチアジアゾリジンとトリアゾリジンを合成し, それらの植物毒性を Echinochloa utilis, Scenedesmus acutus を用いて検討した. これら化合物は既知の peroxidizing 除草剤と同様に, 光照射下で Scenedesmus においてその成育を阻害し, クロロフィル含量を減少させプロトポルフィリン-IXを蓄積し, エタンを発生した. また, 光照射下で Echinochloa の根伸長を抑制した. 以上の結果から, 両化合物群は peroxidizing 除草活性を示すことが判明した. すなわち, 両者はクロロフィル生合成系の酵素活性を阻害し, その結果蓄積する物質が関与して生じる酸素ラジカルによってチラコイド膜が破壊されてエタンを発生する作用機構をもつと考えられる. また, チアジアゾリジンとトリアゾリジンの間で活性が近かったことから, チアジアゾリジンの活性は, チアジアゾリジンからトリアゾリジンへの異性化に基づくものと考えられる.
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