THE CLINICAL SIGNIFICANCE OF PATHOLOGICAL LYMPHATIC AND BLOOD VESSEL INVASION AS A PROGNOSTIC FACTOR IN BREAST CANCER
2009
St. Gallen 2005以降,乳癌における再発リスク分類の因子として脈管侵襲が新たに加えられている.そこで,乳癌における脈管侵襲(ly因子・v因子)の予後予測因子としての意義を,脈管侵襲を一定の基準で0~3段階で評価した,1986年1月から2005年3月までの当科の浸潤性乳管癌手術症例1,549例の臨床成績をもとに検討した.症例全体の成績ではly因子・v因子ともに有意な予後との相関がみられ,乳癌の予後予測因子として妥当であることが示された.他の臨床病理学的な予後予測因子との関連や,St. Gallenの再発リスクカテゴリー分類における脈管侵襲による予後の差の検討からは,脈管侵襲は乳癌において独立した予後予測因子とはいえなかったが,低リスクの症例よりもむしろ中等度リスク以上の症例において有用な予後予測因子であることが示唆された.
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