[Audiological effect of bone-anchored hearing aid].

2005 
今回, 我々は6症例にBAHA (Bone-Anchored Hearing Aid, 埋め込み型骨導補聴器) 埋め込み術を施行し, 従来患者が使用していた補聴器 (HA) とBAHAそれぞれについて, 自由音場閾値聴力検査, 語音弁別検査, 語音了解 (聴取) 閾値検査, および装用に関するアンケート調査を行った. 自由音場閾値聴力検査の結果からHA, BAHAそれぞれの補聴機器のファンクショナルゲインを算出し比較したところ, BAHAは各周波数において利得が高いという傾向がみられた. また, 静寂下における語音弁別スコアに関して, BAHAの装用効果が非常に高い症例が2例存在し, 同様に静寂下での語音了解 (聴取) 閾値 (SRT) では, 全例においてHAよりもBAHAのほうが成績が良かった. 雑音下での語音弁別検査および語音了解 (聴取) 閾値検査では, 従来の補聴器とBAHAとの間には補聴効果の差異を認めなかった. BAHA装用に関するアンケートでは, 審美性, 装用感, 明瞭度, 音量など, 全般的に満足度が高かった.
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