<Special Article> 高血圧治療ガイドライン 2004 の有用性と新しい高血圧治療への対応

2006 
日本高血圧学会の高血圧治療ガイドライン作成委員会は,2000年版の改訂版として日本高血圧治療ガイドライン 2004 を発刊した.臨床現場の第一線で活躍されている先生方を対象としたガイドラインであり,日本の高血圧診療の現況を十分に考慮し,日本のエビデンスを多く盛り込んで作成された.このガイドラインでは,厳格な降圧,家庭血圧を上手に利用して 24時間にわたって安定した降圧を図ることが重視された.実際の治療に際し,生活習慣の修正を基礎とし,降圧薬として Ca 拮抗薬,レニン-アンジオテンシン(RA)系抑制薬,利尿薬,β遮断薬およびα遮断薬が推奨され,これらの併用療法がとくに重視された.今後の高血圧治療が,このガイドラインに沿って行われることが望まれる.
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