Relationship between the Ability of Sit-to-Stand Movement and Lower Limb Loading Force in Sitting Position of Hemiplegics Patients

2007 
本研究は,脳卒中片麻痺者を対象に市販体重計を用いて下肢荷重力を測定し,立ち上がり動作能力との関連について検討した。対象は,脳卒中片麻痺者40名(男性17名,女性23名,平均年齢72.7歳)で,立ち上がり要介助群,条件付き(要上肢支持)自立群,自立群の3つに分類し,それぞれの下肢荷重力を比較した。その結果,非麻痺側と麻痺側の下肢荷重力の合計値は,立ち上がり動作能力別に有意差が認められ,立ち上がりが自立している者ほど大きな下肢荷重力測定値を示した。これらの知見から,座位での下肢荷重力測定は,立ち上がり動作を反映する簡易下肢機能評価法として有用であることが示唆された。とくに,坐位で測定が可能なため,治療上立ち上がり動作が許可されていない片麻痺者の立ち上がり動作の予後予測に使用できる可能性が示唆された。
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